───馬鹿者どもの歌───
シルフ「おふたりの生活は全て、レイヴナスカンパニーが負担します。
ですからおふたりが働いたことで得たお金は預からせていただきます」
その全てはこの一言から始まった。
当然、我らの反応は
志摩 『なんですとォーーーッ!!?』
叫ぶのみであった。
浩介 「馬鹿な貴様!い、いや馬鹿なのか!?事実馬鹿か!?この馬鹿!」
シルフ「結婚まで約束した人を馬鹿呼ばわりしますか……」
浩之 「事実馬鹿である!貴様は馬鹿である!
この金は我らが爪に火を灯して火傷しながら手に入れたものぞ!?」
シルフ「仕方ありません、社長のご命令ですから。
使用人風情が逆らえるものではありません」
志摩 『親父の差し金かァーーーッ!!!』
浩介 「おのれブチノメしてくれる!」
浩之 「我も手伝うぞブラザー!毎度毎度、人のことを振りまわしおって!
この志摩浩之、もう辛抱たまらん!」
浩介 「おうともブラザーッ!!!」
シルフ「え?あ、あの」
志摩 『キルヒムキルヒム!キィイイル・ザッッッ!!ファァアアアザァアアアッ!!』
我とブラザーはドアをドロップキックでブチ破り、クソ長い廊下を全力疾走した。
やがて転がり込むように───否!
やはりドロップキックでドアをブチ破り、親父の部屋に侵入した!
フェイ「な───浩介、浩之!?お前らなにやって───」
志摩 『問答無用ォオオオオオオオオオ!!!』
右手に勇気を、左手に涙を、心に優しく愛を抱きしめ、
やがて親父へ前方回転ミサイルキックをゴワシャアと決め───
浩之 「確かな手応え!確実に仕留めた───って、ぐおお!?」
浩介 「ば、馬鹿な!」
ふたりがけでのミサイルキックは、その場に現れたオチットさんに受けとめられた。
チット「まあまあ大変、旦那さまに危害を加えようなんて。
おふたりとも教育が必要のようですね」
そう言うオチットさんの目が赤く変異する。
我らはもちろん、その後の己が予想できたわけで───
志摩 『お、おわぁあああああああああっ!!!!!』
片手で掴まれ、軽々と振り回される視界の中、叫び続けたのであった。
───……。
浩介 「おが、おががが……」
浩之 「グビグビ……」
結果、我らはオチットさんにボコボコに教育され、部屋に戻された。
信じられん。
あの外見で片手ずつで我らを振りまわすなど……!
浩介 「見ろ……ブラザーなど、
掟破りのロビンスペシャルをやられたロビンマスクのように泡を吹いてるぞ」
シルフ「そう言われましても。自業自得としか言いようがありませんが」
浩介 「言うことがキツイぞ、貴様」
シルフ「そのようなことはありません」
ぴしゃりと言いきるシルフィー。
こいつはこいつで、ふたりきりの時はカワイイのだが……。
気絶していようが、我以外の者が居る時は決して地を出さない。
シルフ「浩介さま。そのお金は預からせていただきます。こちらへ渡してください」
浩介 「断る、と言ったら?」
シルフ「……そうですね。葉香さまにお願いして強制させる他はありません」
浩介 「なにぃ!?」
い、いかん……!
葉香さんが来たら、オチットさんの比ではないほどにボコボコに……!
現に、最近ストーカーまがいにブラザーを監視している佐古田好恵も、
キッチリと葉香さんにシメられていた。
だが懲りることを知らぬ佐古田は、今も屋敷の正門の頂きからこちらを見ている。
太陽に反射する光を見るに、望遠鏡を使って覗いているらしい。
カーテンを閉めたいところだが───
浩介 「……はあ」
生憎とカーテンは取り上げられてしまった。
何故かって、ここが二階だからだ。
よくあるだろう。
カーテンなどの布を繋いでロープ代わりにして、高いところから降りるとか。
それを封印されたわけだ。
浩介 「シルフィー、何故我らの部屋は二階にされたのだ?
ここに来たばかりの時は確かに階下だった筈だが」
シルフ「そうしなければ即日に逃げるだろう、との社長の仰せです」
浩介 「野郎……!」
ぶつけた疑問はあっさり解決。
だが納得いかぬことは多々アリ。
しかし我が更なる疑問をぶつける前に、シルフィーは通信機に手を添えていた。
シルフ「渡さないと仰るのでしたら、葉香さまを呼びますが」
浩介 「く、ぬぐぐ……!」
いかん!結婚する以前から尻に敷かれている気がする!
いやいやそうではなくて!
このままでは我らの血と汗の結晶が奪われてしまう!
浩介 「これは渡せぬ!これは我らが生きた証も同然!誰が渡すものか!」
シルフ「そう、ですか。残念です。もう少し物分りのいいお方だと思っていましたが」
浩介 「フッ……馬鹿め!
我らは物分りがいいが悪足掻きは欠かさぬ性格なのだ!吼えよブラザー!」
シルフ「えっ!?」
浩之 「ホォオウリャアアッ!!」
バッ───シィイインッ!!
グロッキーのフリをしていたブラザーがシルフィーの通信機を取り、
更にジャンプしてシュルシュルと回転して我の傍へ着地した!
浩介 「これぞ我らのみに許された奥義───騙し討ち!」
シルフ「……騙し討ちが奥義って……恥ずかしくないのですか?」
浩之 「ハッ!ハッ!ハァーーッ!!騙されたヤツになんと言われようが痛くないわ!」
浩介 「貴様は駆け引きという勝負に負けたのだ!それは覆せぬ大敗よ!オーレイ!」
浩之 「オーレイ!!」
シルフ「………………………………」
うおう、凄まじく暗雲を秘めたような顔で見られてる。
シルフ「どちらにしろ無駄なことです。その通信機を返してください」
浩之 「フッ……この世に無駄ということはないわ。
知っているぞ、この通信機は電話にもなることを。
これで同志を呼び出して脱出を試みてくれるわ!」
シルフ「な───いけません!そのようなことをされては!」
浩之 「ふむふははははははは!!もう遅いわ!さあ出るのだ同志よ!」
ブラザーが通信機の小さな蓋のようなモノを開け、
素晴らしい勢いで番号を押してゆく。
やがてチキ、ピーーー───ガガッ!という機械音が鳴り───通信が完了した。
浩之 「同志か!?」
声 『あなたのハニーッス!!』
浩之 「ぞわわぁあああああああああああっ!!!!!!」
瞬間的に体を戦慄かせたブラザーはすぐさまに通信機を耳から外し、
床に叩きつけて何度も踏み潰した。
浩之 「ふはーーーっ!ふーーーはっ!は、はーーっ!はーーっ!!」
最近のブラザーは少々ノイローゼ気味である。
理由は明白だ。
しかし……どうやって通信機の電波などハッキングしたのやら……。
浩介 「いったい佐古田好恵になにが起きたのやら……」
本気でストーカーになっていそうな佐古田好恵が怖い。
しかも狙いはあくまでブラザーだ。
遠目から見てもそれを確信できるほどに狙っているのも凄いが。
シルフ「……わたしの通信機が……」
粉々になるまで踏みつけられた通信機を見て、シルフィーが悲しそうな声を出した。
浩介 「気にするな。今この状況では、貴様よりブラザーのほうがよっぽど気の毒だ」
シルフ「人を『貴様』と言うのをやめてくださいと言ったでしょう」
浩介 「断る。自由も言葉も拘束される謂(れはない」
ふと横目に見ると、ガタガタと震えているブラザー。
しきりに『ヤツが来る……ヤツが来る……』と唸ってる。
うおお、ここまで来ると相当だな、ノイローゼって。
恐るべし、佐古田好恵パワー。
浩介 「まあそういうわけだ。もはや誰にも我らを止められぬ!」
浩之 「止まったら捕まる……!止まったら……ヒィイ!!」
浩介 「その通りだ!止まったら佐古田が来るぞ!
───というわけでこの金を銀行に預けて来てくれ。
いいか、止まったら捕まるぞ」
浩之 「フ───フオオオオオオオ!!!!」
ブラザーは我の手からソレを受け取ると、何を血迷ったのか窓に向かって走り───
浩之 「うおらーーっ!!」
バリィーーン!と窓ガラスをブチ破り、空を飛んだ。
が、やがて重力の法則に従い、屋敷の庭にドグシャアという音を鳴り響かせた。
シルフ「浩之さまっ!?」
浩介 「ナイスガッツだブラザー……」
少々呆れたが、その根性はかうべきだ。
で、そんなブラザーを見たシルフィーが懐からスペアの通信機を取り出し、耳に当てた。
シルフ「───救護班に通達!屋敷の庭に浩之さまが落下しました!
すぐに回収し、治療をしてください!」
声 『ラジャーッス!』
シルフ「え……?」
……通信機からここまで聞こえるほどの声で、ヤツの声が聞こえた。
その次の瞬間には、ブチ破られた窓の先からブラザーの大地を揺るがす絶叫。
止めようとはしたが、ブラザーは凄まじい早さで拉致されていった。
浩介 「こ、こら佐古田好恵っ!?貴様なにをする気だ!」
我は二階の自室から、
ブラザーを抱えながら賞賛に値する速さで庭を走る佐古田に注意を促した。
佐古田「アァッ!?なにッス!?邪魔するんだったら全力で屠るッスよ!?」
ガオオという凄まじい咆哮を受けて、不覚にも竦みあがってしまった。
今の佐古田好恵は……そう、まるで獣(だ。
目的のために全てを屠らんとする野獣の目をしている……!
てゆうか学校どうしたんだアイツは。
浩介 「シルフィー!ブラザーを助けるんだ!各員への通達を頼む!」
シルフ「は、はい浩介さま!使用人各員に通達!浩之さまが何者かに拉致され───」
声 『───ちなみにこの通信が通ってる機器は5秒後に爆発するッス』
浩介 「なぁっ───!?」
シルフ「えぇっ!?───きゃあああっ!!」
シルフィーが慌てて通信機を投げ捨てる!
……何故か我に向かって。
浩介 「お───オォオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!???」
やがて眩い光を放ち、通信機は俺の目の前でゴバァシャアアアアアアアン!!!!!
───……。
シルフ「申し訳ありません申し訳ありません!!わ、わたしとしたことが!」
浩介 「ゲフッ!ゴフッ!……いや……いいがな……」
何度も頭を下げるシルフィーを手で制す。
音は大袈裟だったけど爆発は小さかったし、大事はない。
それよりブラザーだ。
浩介 「すまんシルフィー、通信機は既に宛てにならん!
悪いがお前が直に使用人各員に通達してくれ!」
シルフ「は、はい!!了解しました!」
シルフィーが駆け出し、我の部屋を出ていった。
浩介 「………ククク……甘いおなごよ」
我は懐から通帳と印鑑と財布を取り出した。
浩介 「フッ……ブラザーに渡した財布と通帳はニセモノぞ……!!」
ブラザーよ……我らが汗水の結晶のために犠牲になってくれてありがとう……。
そして安らかに眠れ……。
浩介 「それはそれとして……佐古田好恵め。
目的のためならなんでも出来る超人と化してやがるわ……!
まさか通信機を爆破させるとはな……!」
あの馬鹿者が何故あのようなことを……不思議だ。
まあ訊いてみたところで『愛の為せる業ッス』とか言うのだろうが。
なんだかんだ言って、佐古田好恵との付き合いも長い。
あやつの性格もなんとなく読めてきているつもりだったが───
何故ブラザーを狙うようになったのかはまるで解らなかった。
浩介 「そういえば、ブラザーが同志に相談した際に謝られたそうだな。
もしや同志になにか原因が───?」
だが、もしそうだとしてもそれならそれで構わん。
他人のために頑張りすぎ、誰にも迷惑をかけたことのないようなヤツだ。
我としては迷惑をかけてもらいたいくらいだ。
……もっとも、かけてもらいたいのは同志からであり、佐古田からではないわけだが……
浩介 「まあそれでもいい。今は行き付けの銀行へ行って、貯金をするとしよう」
我は屋敷の中の騒ぎを無視して部屋を出た。
屋敷の騒ぎを利用して、ゆっくりと脱出を謀ったのだった。
───……銀行へ辿り着き、貯金を終えた我は息を吐いた。
浩介 「さてと───む?」
ふと、場違いなものを見つけた。
ソレは銀行で見かけるにはあまりに場違いなものだった。
浩介 「あやつ……確か篠瀬とかいったか?」
腰に帯刀している巫女装束のおなご。
篠瀬夜華とかゆう、同志の知り合いだった筈だ。
何故、銀行などに?
夜華?「───あ、凍弥さんのお友達の、えーと……双子のひとりさん」
浩介 「なに?」
篠瀬とやらはヤケに落ちついた声を出した。
その中には、以前聞いたような覇気は感じられない。
浩介 「……貴様、篠瀬とかいうやつ、だよな?」
夜華?「え?あ、ああこんな格好だから仕方ありませんよね。
わたしは立待浅美っていいます」
浩介 「ぬ……わ、我は志摩浩介だ」
ペコリとお辞儀をする、立待浅美と名乗るおなごにお辞儀を返す。
礼節は守るべきだ。
浩介 「篠瀬とやらではないのか?」
浅美 「篠瀬さんはわたしの前世らしいです。
人格としてわたしの中にあるからしょっちゅう意識を奪われてますけど、
今日はちょっとショックの大きいことがありまして、
わたしが出ているわけです」
浩介 「ショック?なんのことだ?」
無粋とは思ったが、気になったものは仕方が無い。
我は聞いてみることにした。
浅美 「弦月彰利ってゆう人、知ってますか?」
浩介 「うむ、一応という程度だが」
浅美 「その人に『夜華さんなんか大ッ嫌いだーっ!』と叫ばれまして。
今は落ち込んで、心の中に閉じ篭もっちゃいました」
浩介 「…………よく解らんが、言われた理由はなんなのだ?」
浅美 「はあ。なんでも『メイ』という人に貰ったキーホルダーを壊されたとかで」
浩介 「………」
メイって……メイ、だよな?
どんなキーホルダーをいつもらったのかは知らんが、『壊す』というのは確かにダメだ。
浅美 「あ、貰ったといっても、借りた服の中に入っていたそうで。
だから返さなければいけなかったものらしくて……」
浩介 「ふむ……」
少々意外だ……あの男は人情というものを大切にする男だったのか。
ただの変人かと思っていたのに。
浩介 「なぁ立待とやら。そのキーホールダーとやらは」
ダカカカッ……!
浩介 「む?」
浅美 「え?」
話を切り出そうとしたところ、覆面の男数人が銀行内に駆け込んできた。
ま、まさか───このパターンは!!
覆面1「大人しくしろぉ!動くんじゃねぇぞーーーっ!!!」
覆面1は銃を天井に向けて乱射しながら叫んだ。
けたたましいガラタタタタタタタタという音とともに、
天井の蛍光灯の幾つかが破壊された。
ということは───本物の銃!?
女 「きゃーーーっ!!」
男 「ぎ、銀行強盗だーーーっ!!」
ば、馬鹿な!!なんとお約束な展開だ!!
早急に退散せねば……!
浅美 「ど、どうします!?銀行強盗ですよっ!?」
浩介 「どうするって───逃げるに決まっているだろう!」
覆面2「今すぐシャッターを下ろしなさい!!貴様らは人質です!!」
シュゴォッ───どしゃんばしゃんがしゃああーーーん!!
覆面男の言葉に即座に従うかのように、出入り口のシャッターが下ろされた。
浩介 「速ェエーーーーッ!!!!」
息をもつかせぬシャッターの下りる速さに、我は思わず叫んだ。
ああもう、我にどうしろというのだ神め……!!
───いや待て!閃いた!
浩介 「お、おい貴様!その刀でなんとかしろ!」
浅美 「えっ!?む、無理ですよっ!わたしは刀なんて持ったこともないんですから!」
浩介 「ならば何故帯刀などしておるのだ!
ギャグか!?シャレのつもりか!?JAROに訴えるぞ!」
浅美 「シャレなんかで刀なんて帯刀しませんよ!」
ガンッ───マチューーーンッ!!
浩介&浅美『ひえっ!?』
足下の床がカケラを飛ばした。
撃たれた弾丸が削ったものだ。
覆面3「そ、そこのお前ら!静かにしているんだな!」
浩介 「な、なんだとこのハゲ───!」
我は偉そうな態度のデブ犯人に向かってズカズカと歩を進める!
浩介 「オウコラ!ハゲデブアブラムシ!
貴様、銃を持っておらねば虚勢も張れそうにないゲスのくせに───!」
ガシィッ!!
浩介 「ぬっ!?」
ハゲデヴにひとこと物申そうとしたが、我の腕を掴む立待とやら。
浩介 「なにをするか貴様!離せ」
浅美 「だ、だだだダメですよ!
そんことしてもし犯人さんの気を荒立てるようなことをしたら───!」
浩介 「どうなるというのだ!」
浅美 「周りのお客さんにまで危害が及ぶかもしれないじゃないですか!」
浩介 「むぐっ───た、たしかに……!」
それはマズイ。
我の行動の所為で誰かが負傷するなど冗談ではない……!
しかしこのままというわけには……!
浩介 「こうなったら───今こそブラザーコンタクトを───!」
───説明せねばなるまい!
ブラザーコンタクトとは、双子にのみ許された以心伝心もどきのことである。
これを使って、ブラザーに助けを乞うのだ!
浩介 (ブラザーコンタクト───始動!)
我はブラザーコンタクトを飛ばした!
───……。
が、逆に凄まじい量の『タスケテ』のブラザーコンタクトの返信が……。
あ、い、いや……なにも言うまい……。
佐古田もそこまで無茶はしないだろう……。
覆面3「な、なにをぶつくさ言ってるんだな!だだだ、黙ってろって言ったんだな!」
浩介 「グ、グウム……!」
こうして我の持つ全ての起死回生の法は滅したのだった。
浅美 「あの、訊きたいんですけど」
浩介 「……なんの用だ、我は忙しいのだが……」
浅美 「凍弥さんは一緒じゃなかったんですか?」
浩介 「同志か?同志は一緒ではなかったな。ここへはひとりで来た」
浅美 「……なぁんだ……」
……なんなのだ、このおなごのこの失礼な態度は。
我がひとりじゃ悪いかコラ。
浩介 「我はただ貯金しに来ただけだ。そういう貴様こそどうなのだ。
聞き違いでなければ、貴様は確か月詠街の神社に居ると聞いたが?」
浅美 「篠瀬さんは大体そうですけどね。
わたしは蒼空院邸に用があってこの街に来てただけです。
深冬さんに頼まれてお金をおろしに来たら……はぁ」
浩介 「銀行強盗に巻き込まれた、と」
浅美 「そういうわけですよぅ」
ふむ……まいったものだなぁ。
───む。
浩介 「篠瀬とやらに人格交代出来ぬのか?」
浅美 「だから、ショックが大きくて引き篭もり状態なんですったら。
呼びかけてみても応答がありません」
浩介 「グウ……」
困ったものだ。
さて、どうしたものかな……。
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