───フィクション劇場:第一話『殺されたあの野郎』-───
出演
1年郡
穂岸遥一郎
観咲雪音
蒼木澄音
郭鷺真由美
晦若葉
晦木葉
紅水穂
朧月椛
メルティア=ルウェインフォード
風間雄輝
2年郡
晦悠介
弦月彰利
日余粉雪
霧波川凍弥
志摩浩介
志摩浩之
3年郡
閏璃凍弥
支左見谷由未絵
橘鷹志
霧波川来流美
柿崎稔
霧波川柾樹
豆村みずき
裕希刹那
佐奈木夕
郭鷺悠季美
更待春菜
カフェイン=レイヴナス
ゲストでその他もろもろ
でって〜こて〜こて〜こて〜てって〜ん♪
でって〜こて〜こて〜こて〜てって〜ん♪
で〜って〜こて〜こて〜ん・で〜って〜こて〜こて〜ん♪
て〜こて〜てこ〜てて〜こて〜こって〜ん♪
彰利 「フンハァッ!!」
ビシバシィッ!!
彰利 「いやぁ〜んあ、結局夜華さんが出てきたねぇ〜ィェ。
おっと忘れちゃならねぇ。ノリスケです」
菜苗 「アンニョンハシムニカ〜」
彰利 「ィヤッハ、新たなる劇場の最初のゲストは南城菜苗さんでございます。
いやはや、噂は聞いておりますぞ?
なんでも随分なポケっぷりだとか……」
菜苗 「甘いわ」
彰利 「なにぃ!?」
菜苗 「あなた……まだまだ青いですね。
世界にはまだまだ、あなたが知り得ないような謎が隠れているんですよ……」
彰利 「き、貴様……何者だ!!」
菜苗 「南城菜苗……人間ですよ。ちょっと普通じゃないですがね……」
彰利 「貴様……キ●アサト!?」
菜苗 「南城菜苗だと言ってるでしょうが」
彰利 「うそおっしゃい!俺は騙されねぇぜ!?」
菜苗 「………」
彰利 「お?なんだ?やンのかコラ!!」
菜苗 「……笑止」
彰利 「死ねぇえええええっ!!!!」
菜苗 「甘いわぁああああああっ!!!!」
繰り広げられる死闘。
拳が拳を裂き、払い、痛めつける刹那はまさに拳と拳の邂逅。
幾度となく繰り出される連撃が互いを痛めつける中───
菜苗 「サミング!」
ブスッ!!
彰利 「ぐあああああああっ!!
……あぁ〜……目がぁっ……目があぁああ……っ!!」
菜苗 「フフフ……これであなたの目は使い物にならない……」
彰利 「ち、ちくしょーーっ!てめぇ何者だ!!なんの理由で俺を狙う!」
菜苗 「あなたの存在が邪魔なのですよ……生徒会長」
彰利 「き、貴様まさか……副会長の安藤鉢恵!?
偽名まで使って俺を屠りに来たのか!!」
鉢恵 「そういうことですよ……!
さあ、これから始るわたしの生徒会に酔いしれなさい!」
彰利 「くそっ!目が!目さえ見えればきさまなどぉおおおっ!!!」
ヒュン、という風を切る音。
刹那、胸に何かが突き立てられ、その部分が灼熱する。
彰利 「ア……ア……」
鉢恵 「ふふ……さようなら、会長さん」
意識が遠退く。
そんな……これからだったのに……。
俺の会長人生が……───
鉢恵 「アッハッハッハッハ!!ついに来たのよ!わたしの天下が!
わたしがこの学校を掌握する時が!!」
風間 「で、菜苗さん。これからどうしましょう」
鉢恵 「フッ……風間くんは騙せませんね……。
そう、わたしはやはり南城菜苗……鉢恵はわたしの仮の姿!」
風間 「どっちが真実ッスか」
菜苗 「黙りなさい〜」
風間 「口調、戻ってるッスよ?」
菜苗 「変わるのでしたら〜、徹底的にがわたしの信条ですから〜」
風間 「そ、そッスか」
菜苗 「それでは〜、まずは彰利元生徒会長の遺体を片付けてください〜」
風間 「え……ここに倒れてる男ッスか?
ダイイングメッセージで『犯人はホワイティン』て書いてる……」
菜苗 「………」
風間 「今日、純白なんスね」
───……その日、生徒会室にもうひとり死体が転がった。
───……。
悠介 「彰利が殺された!?」
春菜 「そうなんだよ!大変だよ悠介くん!」
悠介 「馬鹿な……ゴキブリとムカデを足して、
更に10倍にしたような生命力のあいつが……!?」
春菜 「……親友のわりヒドイよね、悠介くんって」
悠介 「で……春菜先輩、なんだって二年の教室に来てんの?」
春菜 「悠介くんに事件を知らせるためでしょ!」
凍弥一「いや落ち着け。ここはこの俺、
シャーロック=ホムンクルスの閏璃凍弥に任せろ。
見事に難事件にして迷宮入りさせてやる」
悠介 「すなっ!」
凍弥一「不服か?」
悠介 「全力で不服だっ!!」
凍弥一「安心しろ、俺は全力でやる気だ」
悠介 「やめろと言っている!!」
凍弥一「だめだ」
悠介 「お前がだめだ!」
柿崎 「おいおい、また漫才か?」
凍弥一「おいおい、漫才がどうのこうのは自分のツラ見てから言え」
柿崎 「どうして俺の顔が関係あるんだよ!
そりゃアレか!?俺の顔が漫才だってのか!?」
凍弥一「───しまったバレたぞ!どうする悠介!!」
悠介 「俺に振るなよ!」
鷹志 「お前ら毎日懲りないなぁ……」
凍弥一「よぅ鷹志。あちょッス」
鷹志 「あちょッス」
柿崎 「……どうして鷹志の時は普通の挨拶なんだよ」
凍弥一「そりゃお前が柿崎だからだ」
柿崎 「どういう意味だそりゃあ!!」
悠介 「あーもう落ち着けってお前ら……
殺人事件が起きたってのに俺達が言い合ってどうするよ」
凍弥一「安心しろ悠介。もう犯人の目星はついてる」
悠介 「そうなのか?って……また『柿崎だ』とか言うんじゃないだろうな」
凍弥一「……エスパー!?」
柿崎 「オイ!」
春菜 「いいからとにかく来てよ!」
悠介 「あ、ちょっと先輩!?」
凍弥一「その後、よもや後者裏に連れ出されて操を奪われることになろうとは、
夢にも思わなかった我らが悠介であった……」
春菜 「う、閏璃くん!戻ってきたらヒドイからね!!憶えててよ!」
凍弥一「3秒は憶えておいてやる。せいぜい走るがいい」
春菜 「う、うきぃいーーっ!!」
どたどたどた……。
凍弥一「悪は去った」
柿崎 「悪って……お前なぁ」
鷹志 「お前、また更待と霧波川にボコられるぞ?」
凍弥一「安心しろ、更待は無理だとしても、来流美くらいは道連れにするぞ」
柿崎 「前向きなんだか後ろ向きなんだか……」
鷹志 「殴られるって解ってるのにからかうんだもんなぁ。
もしかしてお前、M?」
凍弥一「ドリーム見とくか?」
鷹志 「まっぴらごめんだ」
浩介 「というか……同志?
何故に二年の教室にここまで三年が集まっているのだ?」
凍弥ニ「俺に訊かれてもな」
凍弥一「おお霧波川。壮健か?」
凍弥ニ「……閏璃センパイ、まァた姉さんにボコられるぞ」
凍弥一「来流美がなんぼのもんだ。俺も覚悟は出来ている」
浩之 「相打ちの覚悟を宣言されてもな」
浩介 「まったくだ」
凍弥ニ「けどさ、普通は殺人事件なんか起きたら、
下校命令くらい落ちるんじゃないか?」
柿崎 「学校のガンが消えたって喜んでるんじゃないか?
生徒会長って権力振りかざして、
女子の制服をメイド服に指定しようとしてたんだから」
豆村 「それはそれでパラダイスだと思うが、個人的には巫女服を全力で推す」
柿崎 「豆村……お前……」
鷹志 「てゆうか居たのか……」
───生徒会室。
悠介 「犯人は───ホワイティン!?」
春菜 「うわぁ……嫌なダイイングメッセージだね……」
悠介 「あの馬鹿……どう解決しろってんだよ……」
春菜 「あの……悠介くん。まさかスカートめくりとか……しないよね?」
ボカッ!!
春菜 「んきゃぅっ!!」
悠介 「殴るぞ先輩っ!!」
春菜 「ゆ、悠介くんもう殴ってる……」
悠介 「と、とにかく!他の手掛かりを探そう!
彰利のメッセージは却下!!」
春菜 「そうだね……じゃないと悠介くんにぼかぼか殴られそうだし……。
あ、もうひとつ血文字があるよ?」
悠介 「え?なんて?」
春菜 「え?……そ、の……ぱ、ぱ……」
悠介 「ん?」
春菜 「……ぱんつ」
悠介 「へ?」
春菜 「な、なんでもないよっ!!聞くくらいなら見てよっ!!」
悠介 「……?血文字を読むくらいどってことないんじゃないか?
って……あ、ごめん……」
春菜 「解ってもらえてなによりだよ……」
悠介 「……大人しく警察に任せるか」
春菜 「妥当だと思うよ……」
第一幕……終
───フィクション劇場:第二話最終回『さらばスーパージャガー』───
彰利 「あ〜ん?」
死神 「ですから。あなたは死んだのです」
彰利 「うそつけこの野郎!アタイがそう簡単に死ぬわけねぇでしょう!」
死神 「忘れましたか?あなたとて、心臓を貫かれ、停止すれば死ぬのです」
彰利 「当たりまえだボケ!」
死神 「……もしかしてからかってます?」
彰利 「やかましい!貴様に死んだアタイの気持ちが解るか!
で、当然行き先はヘヴンよね?」
死神 「地獄です」
彰利 「ブッコロスぞこの野郎!」
死神 「閻魔さまの決め事は絶対です。文句があるなら抗ってみてはどうですか?
人の魂に負けるほど、我々は弱くはありませんよ」
彰利 「───……いい度胸ォオオ……!“神の裁き”!!!」
ドゴシュウウウウウウウウウウン!!!!!!
死神 「ギャーーーーーッ!!!!!!」
案内死神、消滅。
彰利 「ィヤッハッハッハッハ!!
死んだ神と書く死神ごときがぁ……この神に勝てると思ったか!
ィヤァッハッハッハッハッハッハ!!!ィヤッハッハッハッハッハ!!!」
キィン!キィイイン!!
彰利 「……む?」
なんの音じゃい、人が笑ってる時に……
声 『緊急警報、緊急警報!裁きを覆そうとする者がアリ!
至急、その者を押さえつけよ!なんなら魂ごと消滅させても構わん!!』
……ほほう?
彰利 「この神である俺を屠るか……笑えぬ冗談よ。
ィヤァッハッハッハ!!……しまった笑っちまった!」
死神A「居たぞ!あいつだ!」
彰利 「ィヤッハ?」
死神B「捕らえよ!殺してもかまわんそうだ!」
彰利 「……不届き。一万V(!“雷鬼”(!!」
バジッ!!バジジジジッ!!
死神A「ぐっ!?雷か……!?」
彰利 「ィヤッハッハ……やはりこれしきでは消えぬか。
ならば───五百万V“稲光”(!!」
バシャァンッ!!
死神A「ぐあああっ!はっ……!!」
死神B「貴様……!」
彰利 「ィヤッハッハッハ!さあ、どんどん行くぞ、耐えてみせろ!
一千万V!“稲妻”(!!」
ゴゴッ!ゴシャアアアアアン!!!!
死神A「ウアアアアアアッ!!!」
死神B「え、A!」
A、瀕死。
彰利 「二千万V……“雷鳥”(」
ビジッ───
死神B「なっ───あああああああ!!!」
ゴシャアアアアアアアン!!!
死神B、行動停止。
彰利 「ィヤッハッハッハッハ!!つまらぬ……それしきの実力で神に挑むとはな……」
ジェル「───待て」
彰利 「む……?」
ジェル「ここから先は我らを倒してから進んでもらおう」
マルス「我ら、ここら一帯を仕切る死神、ジェルフォリクス=リヴァンス、
マルス=ベルグリオ、ヴァンゲルツ=ゲートルなり」
ヴァン「その魂、消させてもらう」
彰利 「面白い。どれ、遊んでやろう」
マルス「吠え面をかかぬことだ───いくぞ」
彰利 「三千万V!“雷雨”(!!」
ギシャアァッ───ゴコォンッ!!
マルス「甘い。貴様の攻撃は全て拝見させてもらった。我には通用せん」
彰利 「ほう?それはどうかな───四千万V!!“雷獣”(!!」
バシュッ!バシャアアアアアアアン!!!!1
マルス「がはああああっ!!!?ば、っ……ばかな……!避けたはずの雷が、なぜ……」
彰利 「この雷は私が作り出したのだ。わたしの意思でどうとでも動く。
それくらいの予想も立てられなかったか?」
マルス「ぐっ……!ま、まだだ……!貴様ごときに……!」
彰利 「ィヤァッハッハッハッハ!!
それほどまでに死に急ぎたいのならば加勢してやろう!
五千万V!!“落雷”(!!」
ガゴォッ!!バガァッ───シャァアアアアアアアアアン!!!!
マルス「ぐあああああああああっ!!!!あ、───……」
マルス=ベルグリオ、黒々となって完全に沈黙。
ヴァン「……次は私だな。マルスのようにはいかんぞ」
彰利 「誰がこようと同じこと……神には勝てぬよ」
ヴァン「ほざけ。出でよ我が鎌───ヴィフレクトディザスター!!」
彰利 「六千万V───“雷龍”(!!」
ビシャアアァンッ!!ゴガァアアアアアアッ!!!
ヴァン「ッ!?馬鹿な!雷の龍だと───!?ぐ、ぐああああああああああっ!!!!」
彰利 「ィヤッハッハッハッハ!それで終わらせるか!!
七千万V!!“雷光”(!!」
ヒィンッ───ゴゴッシャァアアアアアアアアン!!!!!
ヴァン「ッ──────!!!」
ヴァンゲルツ=ゲートル、黒炭になって沈黙。
ジェル「……不甲斐ない」
彰利 「一億V……“放電”(!!」
ジェル「なにぃ!?ま、待て!まだ準備が───あぁああああああっ!!!!」
ゴシャァアアアアアアアアアッ!!!
彰利 「───む?」
ジェル「ぐ、は……はぁっ……!」
右腕を焼き切らせながらも、なんとか避けたらしい。
チィ、忌々しい。
ジェル「貴様……ふたりには話し掛けてから撃ったくせに……」
彰利 「勝負に問答など無用だ。一億五千万V!“神の裁き”(!!」
キュィイイイ───ン……!!
ジェル「なっ───!ま、待てというのに!おのれ貴様ァアアアアアアッ!!!」
ガォオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッ!!!!!!!
ジェル「ギ──────…………」
ジェルフォリクス=リヴァンス、真っ黒クロスケ。
ィヤッハ、やはり最強。
彰利 「サーテ、超人閻魔さまを脅迫してでもヘヴンに行こうか。
地獄なんて冗談じゃございませんわよ。
超絶善人のアタイが何故地獄に行かなきゃならんとよ。
まったくけしからんばい」
閻魔 「それは貴様がそういう性格だからだ」
彰利 「むむっ!?貴様なにやつ!」
閻魔 「閻魔だ」
彰利 「そうか。俺をヘヴンに連れてけ」
閻魔 「だめだ」
彰利 「即答かよ!チッ、仕方ない……
アタイが中学の時に盗撮した女子風呂絵巻を進呈するから」
閻魔 「OK!貴様天国行き!」
彰利 「うわ……こいつクズだ」
───で、天国。
彰利 「ィヤッハッハッハッハ!!やはり神といえばここでしょう!
さあ民衆どもよ!我を敬え!我こそは偽神、彰利ぞぉおおおっ!!!!」
ノルン「なに寝惚けたこといってんだ。お前なんかが神になれるか」
彰利 「誰?」
ノルン「ノルン=マーグラル。見ての通り、天国の衛兵をしている」
彰利 「すまん、全然見て解らなかった」
ノルン「………」
彰利 「で?貴様、神に盾突く気か?」
ノルン「神さまは天大神さましかおられん。貴様では役不足だ」
彰利 「───不届き。一億七千万V!“万雷”(!!!」
ノルン「へ?」
ギガァッ!!ゴゴッシャァアアアアアアンッ!!!
ノルン「いきなりこれかぁっ!!───ギャアアアアアア!!!!」
彰利 「終わらぬ!!───マックス!二億Vチャージ!!“雷迎”(!!!」
ゴウッ!!
ノルン「ぬ、ぬおおっ!?雷雲が落ちて来て───」
バヂィッ!!ガガォオオオンッ!!ゴガァアアアアォオオオオオオオン!!!!
ノルン「───」
……やられ台詞もないままに黒焦げ。
アーメン。
彰利 「ィヤッハッハッハ……力使いすぎた。一服……」
───……。
レイル「まあそんなわけで。協力を要請する」
遥一郎「……あのさ、俺にどーしろっての」
レイル「誰でもいいから人手が必要なんだよ。このままじゃ天国が崩壊する」
遥一郎「お前が職を失うって意味では大賛成だが」
レイル「お前ってほんと、俺には容赦無いな」
遥一郎「お互いさまだろうが」
豆村 「及ばずながら、俺が助力してやろう」
レイル「なに?お前は?」
豆村 「フッ……相手が誰だかは知らんが、俺はこれでも弦月彰利の腹違いの弟。
その力は計り知れんぞ」
レイル「ああ、そいつだ。天国でその弦月彰利ってのが暴れてる。倒してくれ」
豆村 「ごめんなさい、無理です」
レイル「いきなり謝るなよ……」
ガガッ───
レイル「ん?あ、通信か……なんじゃい」
声 『だ、だめです!もう持ちません!至急、救援を!』
レイル「なに?お、おい!天大神はどうした!やられるわけがないだろ!?」
声 『そ、それが昼寝をしていらっしゃったところへ攻撃されて、為す術もなく……』
レイル「あっ……あのクソジジィイイイイイイイッ!!!!!
昼寝なんぞしてるからそんなことになるんだ!!俺ゃもう知らんぞ!
全命令権をアルに移行!あとは好きにしやがれ!」
声 『そ、そんな……キャーッ!?』
声 『泣く子はいねーが!悪い子はいねがァーーッ!!』
声 『た、たすけてぇえええっ!!!
なまはげが!なまはげが襲ってくるーーっ!!キャーーッ!!』
サワサワゴリベリテュラテュラテュラ……ドガァアアアアアアン!!ブツッ───
レイル「……はぁ。というわけでトランプでもするか」
雪音 「おー!するするー!」
遥一郎「……なんだってんだよ一体……」
───ヘヴン暦4695年。
天国はひとりの人間の魂によって滅ぼされた。
新たに君臨した偽神、彰利の力は凄まじく、
今度はその領土を広めようと……地獄に手を出した。
彰利 「キャアアア!!!死神を弱体化させたまへ!冥月刀+月蝕力!!」
ガカァッ!!
死神 「な、なぜだ……!力が入らぬ……!」
彰利 「アーンド!ゼノ流闇奥義───“漆黒なる閃光”(!!」
ヒィン!ズガガガガガガガガガガガァアアン!!!
広げた闇から、いくつもの黒き闇の刃が飛び出て、周りの死神達を屠ってゆく。
彰利 「アタイ最強ーッ!!」
閻魔 「き、貴様!何故ここに戻ってきおった!天国に行ったのでは!」
彰利 「フフフ、それはな……ビデオを返してもらうためさ!!」
閻魔 「なっ……このクズが!!」
彰利 「ふわはははは!!なんとでも言うがいい!
だがそれは俺のモンだ!返してもらうぞ!」
閻魔 「おのれぇえええっ!!!」
彰利 「自らを雷に変えし究極奥義を見よ!
二億ゥウウ……!!ボルトォオオオ……!!“雷神”(!!!!」
閻魔 「ちぃいいいっくしょおおおおおおおお!!ちぃいいいっくしょおおおおお!!」
彰利 「我は神なり!!」
ガァォオオオオオオオオオオオン!!!
……閻魔、超エル・トールで沈黙。
彰利 「フ……閻魔よ。最後の最後までビデオカメラの盾になるとはな。アンタ漢だぜ」
ルヒド「というわけで、弦月彰利が地獄で暴れてるんだ。なんとかしてくれないかな」
悠介 「……あの馬鹿……」
春菜 「死んでくれて静かになったと思ったら、いきなり問題起こしてたんだね……。
やっぱり極度の馬鹿って死んでも治らないんだね……」
悠介 「……そうみたいだな。ところで死傷者は?」
ルヒド「殺す気はないみたいで、ただ遊んでるだけみたいだよ」
悠介 「そっか、それ聞いて安心した。行こうか」
春菜 「えっ!?いくの!?」
悠介 「当たり前だ。行かないでどうする」
春菜 「でも地獄って……」
ルヒド「大丈夫、死ぬわけじゃないから。じゃあいくよ?」
悠介 「おう」
春菜 「うう、やだなぁ……」
彰利 「なにぃ!?」
悠介 「ほら、帰るぞ」
彰利 「ダーリン貴様……何故地獄に!?」
悠介 「お前を迎えにきたんだ。帰るぞ」
彰利 「いやだいいやだい!まだ遊ぶんだい!」
悠介 「どうしても帰らないか?」
彰利 「ウムス!」
悠介 「そうか……じゃあ仕方ないな」
コトリ。
悠介の足元に小さな小瓶が置かれた。
なんじゃいありゃあ。
彰利 「なんじゃいそれ。それでどうしようってゆうのかね?」
悠介 「彰利を封じ込める波動がでます!───魔封波じゃーーーっ!!!」
彰利 「へ?───なにぃっ!?」
悠介 「はーーーっ!!」
ドシュゥウウウウウウウン!!!!
彰利 「ま、まさかダーリンが!あのダーリンが!!
こんな状況でパクリネタを使うなど!!
タカを括った自分に腹が立つぜ!ちくしょおおおお!!!」
悠介 「ンンンンンンンーーーッ!!セイィイッ!!」
ゴシュゥッ!!きゅぽんっ。
悠介 「……はあ」
魔封波……完了。
こうして世界には平和が戻った。
だが人々は油断してはならない。
またいつ、第二第三の偽神が現れるとも限らないのだから───
……そう、悠介たちの旅はまだ続いてゆく───!
───完───
菜苗 「……あの〜、わたしの出番……あれで終わりなのでしょうか〜……」
風間 「殺されて終わる俺の身にもなってくださいよ!」
悠季美「出番があるだけマシですよ……」
柾樹 「どっちにしてもなんにしても、まるで連載打ち切りみたいな終わり方だったな」
澄音 「ふふ、きっと疲れたんだよ」
夕 「身も蓋もないよね……」
真由美「じゃあ終わりにしよっか」
水穂 「そうですね……」
木葉 「不毛です……」
若葉 「意味がありませんでしたね……」
椛 「本当はもっと書くことがったらしいんですけどね」
メル 「本編で使ったほうがよさそうだということです」
菜苗 「そんなわけなので〜第二話最終回の劇場でした〜……」
ちゃんちゃん。
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