13/紳士を名乗るのは納豆をライス無しで食えるようになってから
前回までの! 少年陰陽師は!
納豆って美味いよね───と冗談はよしておこう。
とうとう訪れたヘルマン伯爵。
コタロが仲間に加わってから初めてのボスバトルとなるこの場で、ネギとコタロはヘルマン伯爵と。この博光はキティと対面していた。
ネギとコタロが睨み合いを続ける中、僕とキティは熱きバトルを繰り広げていた。
というのも、キン肉マンを大して知りもしないキティが肉スキルを使い始めてこの博光を翻弄し始めたのだ。
どこでそれをと唱えてみれば、お前の仲間に散々やられているうちに覚えたと。
も、猛者どもめ〜〜〜っ! これではバスター系の大技にはいろいろと弱点があることがバレてしまうではないか〜〜〜っ!
と驚くのも束の間。背中に回られた瞬間、つい反射的に背中を両手で庇ってしまったのが運の尽き。ガッと両腕を掴まれ、ア、アアーーーッと叫んだ時にはもはや遅かったのだ。
彼女は俺を掴んだまま跳躍すると、器用に回転を始め───思わず勢いに負けたこの博光の足を再び器用に絡めとり、固定させてみせたのだ!
中井出「ア、アアーーーッ! この体勢はーーーっ!」
ゴォオオオッ!!
エヴァ「ナパァーーームストレッチだぁーーーッ!!」
中井出「やったーーーっ! 勝ったのはソルジャ」
ドゴォオオオンッ!!!
中井出「ゲボハァーーーーーーーッ!!!」
ナパームストレッチが炸裂!(俺に)
放つ声も半端に地面に叩きつけられた俺は盛大に血を吐き───両手両足を解放され、ザムゥ〜と倒れた。
そんな俺を見下ろし、キティがニヤリと笑んでいた。
エヴァ「とうとうだ……とうとう実力でお前に勝ったぞ!
どうだっ!? どうだ悔しいかヒロミツッ!」
中井出「いえべつに」
エヴァ「なぁっ!?《がーーん!》なんでだっ!?
負けっ……負けたんだぞお前! 悔しくないのか!?」
中井出「いや……負けるの慣れてるし……」
言いつつも回復した僕はスチャリと立ち上がってポップコーンを創造。
再びもしゅもしゅと食い始める。
中井出「ままま、勝った負けたなんてどーでもヨロシカロ?
こっち来て座りなさい。僕の膝の上が空いとる」
エヴァ「…………拍子抜けだ。私はな、お前が悔しがる顔が見たくてだな……」
ぶちぶち言いながらも寄ってきて、観客席に座る僕の膝の上へとドッカと座る。しっかりと僕の手からポップコーンが入った容器を奪ってから。
そしてもしゃもしゃと食い始めゲボハァッ!!
エヴァ「ぶあはっ!? げっは! なぁあああななななななぁああーーーーーっ!!!
おぉおおお前これっ! にんにくっ……!」
中井出「ウヒェハハハハ!! ひっかかったぁ!!
これでプラマイゼロ! プラマイゼロじゃーーーい!!
やった! 勝った! 仕留めた!!」
エヴァ「お前っ! 勝った負けたなんてどーでもいいって……!」
中井出「あ〜〜ん? 知らんなァアアア……!!」
エヴァ「ギッ……ギィイイイイーーーーーーーーーッ!!!!」
乱闘殿様流、物凄くむかつく顔での「知らんなぁ」宣言───の直後に再び始まる取っ組み合い。
キティが仮契約カードを取り出すのを見るや、僕も能力を解放。
ぶつかり合い、やがて───!
中井出「どぉーーーしたぁーーーカカロットォーーーーッ!!
こんな程度じゃっ───ない筈だぁーーーーっ!!」
拳と蹴りの応酬をしながら宙へと舞い上がり、
エヴァ「ナパァーーームストレッチだぁーーーッ!!」
中井出「やったーーーっ! 勝ったのはゲゲェーーーーーーーッ!!!」
あっさり両手両足を固められドゴォオンッ!!
中井出「ゲボハァアアーーーーーーッ!!!」
再び地面に叩きつけられました。
なんてこと……! 胸にはしっかりとエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルのAの文字が……!
エヴァ「お前……口ほどにもないにも程があるぞ……」
中井出「グビグビ……」
負けた……完全に負けた……。
今度こそ、掟破りのロビンスペシャルで敗れたロビンのようにグビグビと泡を吹き、ぐったりと動けなくなった。
それでもすぐに回復するから安心さ。
中井出「大人しくポップコーン食って観戦しよ? もう僕体中ボロボロだよ……」
エヴァ「お前が無駄につっかかってくるからだろうが!」
中井出「な、なにをおっしゃる! どっちかって言うとつっかかってくるのは貴様だ!
それを一度勝ったからといって図に乗りおって〜〜〜っ!」
エヴァ「なばっ……ちち違う! 突っかかってくるのは───…………うん?」
中井出「オウ?」
エヴァ「……お前、今認めたな? 私が一度勝ったと、認めたな?」
中井出「エ? …………ア、アア〜〜〜〜〜ッ!!」
エヴァ「そーかそーか! あっはっはっはっは!
よしよしこの状態でポップコーン食いたいんだなっ!?
いいぞ、さあ座れ! 座って私の椅子になるがいいっ!
ほらどうした? 負け犬らしくちょこんと座って震えろ!」
中井出「ギッ……ギイィイイイイイーーーーーーーーーーッ!!!!」
おのれ調子に乗りおってーーーっ!
だがしかし今の俺ではヤツには勝てぬ〜〜〜っ!
中井出「ぐっ……ググムムーーー……!!
お、おおおぉおおお座りください勝者さまままま……!!」
エヴァ「しょっ……《じぃいいん……!》くっ……クッハハハハハハ!!
そう、そうだ勝者だ! 私は勝ったんだ!
ああ……気分がいい……こんな気分は久しぶりだ……!」
ニッコニコ笑顔でキティが我が膝の上へと座───
中井出「大人のジャーマン!!」
エヴァ「《ガゴォンッ!!》べぽぉっ!!?」
───った途端にジャーマンスープレックス!!
頭を押さえて「〜〜〜〜〜っ……!!」と声にならない悲鳴を上げるキティを見下ろしつつ、ピンと立てた人差し指を天へと掲げて
中井出「ナンバーワァーーーーン!!!」
一勝を返した僕が叫ぶ!
お帰り栄光! ただいま栄光!
エヴァ「き、ききき貴様はぁああ……!!
どこまでも人の喜びに水を差すのが好きなやつだな……!!」
中井出「フッ……当然よ!
この博光、勝負にはほとほと興味はないが貴様に負けっぱなしなのは嫌である!」
エヴァ「子供かお前はぁっ!!
このっ……人がやさしくしてやってれば調子に……!」
中井出「やさしくしてあげてたのは僕とて同じよ!《だらだらだら……!》」
エヴァ「そこまで露骨に視線彷徨わせて、しかも冷や汗だらだらで言う言葉かそれ!!」
中井出「言葉だとも! さあ! 来るがいい! 貴様の力の全て、受け切ってみせよう!」
エヴァ「お前には出来ないかもしれない」
中井出「ムキキー! 真似すんなーーーっ!!」
そして再び始まる取っ組み合い。
まあ負けっぱなしが嫌、なんて理由は最初っから一つだ。
この博光、楽しければどうでもいい。それがたとえ勝敗であっても同じことで、勝った負けたなど二の次の話だ。それでも負けっぱなしはだめだ。俺ァキティの同胞、友人、喧嘩相手として、常に対等の立場でなくちゃあならん。
だから勝敗も多少差が出ようとも、近しいものでなくちゃあならんのだ。
茶々さんが言ってたね、こんなに楽しそうなキティを見るのは初めてだと。
ならば俺は、その初めての相手として、闇の福音を平気でからかったり叱ったり出来る相手でなくちゃあいかんのだ。
誰のためでもない、落ち込んだキティを“俺が見たくない”っていう、自分本位の理由のためにだ。
人間なんぞ、突き詰めれば自分のためよ! それを理解しているからこそ───お互いに本心でぶつかり合い、相手が女だからって理由で妙な加減を込めたりなどしない。
お互いが自分のために動き、それが同胞である相手のためにもなればいいって適当に考えながら行動する。
それでいい。そんなんでいいんだ、友達なんてものは。
中井出「これが残る50%のッ!!
アタル版ッ! マッスルスパークだァーーーッ!!
《ガガシィッ!!》むっ!? なんだと!? 逆を取られた!?」
エヴァ「両手両足のフックに時間をかけすぎたな! むしろその体勢は私にとって有利だ!
マッスルグラビティーーーーーッ!!!」
中井出「《メココココ……!》お、おごわごぉ〜〜〜っ!!
す、すごいGだ〜〜〜っ! うわぁーーー逃れられないーーーーーっ!!」
ドゴォオオオオオンッ!!!
中井出「ふ……不老不死……ト……トロフィー……バ、球根……」
叩きつけられてなお、まず最初に口にする言葉は不老不死とトロフィー球根。
これぞアドレナリンブリッジの前に散った死皇帝の根性さ。
直後に血を吐いて大地に沈みましたが。
エヴァ「……ふぅ。今日はもういいから、今はぼーやの戦いを見るぞ。
もう、十分に楽しんだ」
中井出「……フッ、いいだろう。俺の勝ちで預けといてやる」
エヴァ「ああ───ってどうしてそうなる! どう考えても私の勝ちだろ!」
中井出「キョホホ! 認めた! 今認めたねマクダウェル! ウェーイ僕の勝ちだー!
さあ座れ! 座って僕の椅子になるがいい!」
エヴァ「うがぁあーーーっ!! 真似するなぁーーーーっ!!」
そして再び始まる取っ組み合い。
十分に楽しんだ心は何処に行ったのか、襲い掛かってくるキティを迎え撃つのでした。
【ネギ=スプリングフィールド/過去と向き合うために】
ギャーーー……とヒロミツの悲鳴が聞こえる中、目の前の男性を睨んだ。
ヒロミツが言っていたヘルマン伯爵という人がこの人なのだろう。
黒の帽子に黒の外套、肌と髪以外は全て黒で締められた初老の男性が、僕と小太郎くんを前に楽しげに笑んでいた。
ヘルマン「手荒なことをして悪かったね。私は目的が果たせれば何をすることもない。
彼女らを人質にと思ったのも……そうでもしなければ、
キミは全力を出してはくれないだろうと思ったからだ」
ネギ 「全力……? あ、貴方はいったい……何の目的でこんなことを!」
ヘルマン「おや? 言葉の中に判断材料は混ぜたつもりだったがね。
力を見せてほしいのだよ、ネギ=スプリングフィールドくん。
私はキミの力、キミの全力こそに興味がある。
そのための、こんな回りくどい下準備だ」
ネギ 「全力……?」
そんなことのためにみんなを巻き込んで……!?
…………いや、だめだ、熱くなっちゃいけない。
呼吸をして、心の熱を取り除くんだ。
生徒を守るのは確かに必要なことだけど、自分の力だけで全てを守るなんて烏滸がましいことだって、ヒロミツの生き方から学んだはずだ。
英雄には憧れるものであって、どんなことをしてでも“なるものじゃない”。
英雄から学ぶことはしても、英雄を目指しちゃいけない。
なるのなら悪になれ。おのれの正義のみを貫ける、相手にとっての悪であれ。
その貫く悪を自分の道のためにのみ行使して、その結果でこそ誰かを守れる馬鹿になれ。
ネギ 「すぅ……はぁ……。───うん」
小太郎「……落ち着いとんなぁネギ。とーちゃんの過去見といて、
あれくらいで熱くなっとるよーやったら殴ってたところや」
ネギ 「平気だよ。好きなだけ憧れて、好きなだけ自分を貫くって決めた。
英雄はなるものなんじゃなくて、
周りが勝手に英雄にするものだって教わったから。
……僕は英雄になんかなりたくない。
自分が辿った道を、笑顔で振り返れる馬鹿になりたい」
小太郎「よっしゃそれでええっ! んーじゃいくでぇ!」
ネギ 「あ、待って小太郎くん! 小太郎くん、さっきあの人に負けたんでしょ?
だったら今度は僕が───」
小太郎「あぁ!? なにゆーとんのやネギ! さっきのは余裕見せたっただけや!
ヒロラインパワーも無しやったしなっ!
今度やったら勝つんは俺や! すっこんどれネギ!」
ネギ 「そんなことないね!
僕だって師匠やモミアゲさんやホギーさんのところで修行したんだ!
修学旅行の時みたいに僕のほうが強いんだから、小太郎くんこそ下がっててよ!」
小太郎「か゜っ……ゆーたなこの野菜チビ!!
せやったらどっちが上か白黒つけたろーやないか!」
ネギ 「いいよ解った!」《どっぎゃーーーん!!》
明日菜「なにしに来たのよあんた達ーーーっ!!」
小太郎くんは頑固だ!
とてもあのヒロミツの下で修行したなんて信じられない!
体を痛めつけられてるだろうから僕が先にって言ってるのに……!
ヘルマン「ハッハッハ、愉快そうでなによりだが……さて。
私は二人で来ることをお奨めするよ《パンパンッ》」
ネギ 「───!《ダンッ!》」
小太郎 「へっ!《バッ!》」
男性が手を叩いた刹那に、意識を男性へと向け、構えとともに地面を踏む。
瞬時に気を充実させ、いつでも戦えるようにと。
小太郎くんもそれは同じで、僕と言い合いをしていても、意識は間違い無く男性へと向いていた。
ヘルマン「……ほお。てっきり取っ組み合いをしたままやられてくれるのかと思ったが。
なるほど、少しは期待していいのかな?」
そう言う男性の足元から、先ほどヒロミツが討伐したらしい粘着性のある水の何かが現れる。倒せるものじゃないのか、それとも好きなだけ召喚できるのか。
いや、どっちでもいい。やることはきっと変わらない。
ネギ 「女の子の形をした……あれはスライム、だよね?」
小太郎「女だろーがなんだろーが、敵である限りは手を抜くながとーちゃんの教えや。
どんな形してよーが知らんわ。お前はどや、ネギ」
ネギ 「僕もモミアゲさんからみっちり教え込まれたから。
老若男女、差別をする限りは戦場には立つなって。
戦場に立つ限りは、それが敵であるなら子供だろうと潰すこと。
───その覚悟を持つことこそが、戦うってことだって。
そして、それを散々と教えてきたのがヒロミツだってことも」
小太郎「合格やな。相手が女だからなんや?
女だからって何もしなけりゃ殺されるのはこっちなんや。
無力化なんて甘っちょろいことは言わん。老人やろーとブッ潰す。それが───」
二人 『《ザッ───》原中魂(だよね)(や)!』
踏み込み、即座に地面を蹴る。
詠唱は既に頭の中で完成している。
ネギ 「“5矢”()!《キィンッ!》」
それをまず右腕に集束させて、向かってくるスライム目掛けて───
ネギ 「“桜華崩拳”()!!」
一気に放つ!!
スライム3『《ボヂャアォンッ!!》ウキュッ───』
スライム1『おお! なかなかやるネ! ケド隙だらけ───』
ネギ 「“5矢”()!《ヂガァンッ!!》“霍打頂肘”()!」
スライム1『ウエッ!? 無詠しょ《ボヂガォオンッ!!》ギッ───』
一匹目を右の崩拳で、隙を突こうとする二匹目を左の肘で。
ホギーさんほどのガトリングスペルは無茶もいいところだけど、今は無詠唱5矢までがせいぜいだ。
けど、それでいい。本命の詠唱魔法は頭の中でどんどんと組み立てていける。
これを初級、中級、上級、大魔法、精霊魔法、古代魔法とどんどんと繋げられるあの人が異常なんだ。
うん、学びはするけどなりたいとは………………正直、なってみたいです。
小太郎 「そらそらどーしたどーしたぁ! ネギのほうはもう終わっとるでー!?」
スライム2『チョコマカと……! 動くなデス!』
ネギ 「あっ───!」
スライムが伸ばした腕が細り、鋭くなったソレが小太郎くんの胸を貫───
小太郎 「ほいハズレや。“狗音爆砕拳”()!」
スライム2『ナッ!?《パゴチャォオゥンッ!!》ギギッ───』
───ぬいた、と思えば、それは残像。
右手に圧縮させた狗神で、真横からスライムを破壊してみせた。
小太郎「おっちゃん、こんなやつらじゃ相手にならんわ。
どんだけ御託並べよーと、あんたが来るんやったら俺もネギも切り替えれるんや。
さっさと始めよーや───なぁ?」
ネギ 「倒した数は僕のほうが上だったけどね」
小太郎「なっ───アホ言うなやっ!
俺がちっと本気出してれば三体とも俺が倒しとった!」
ネギ 「それでも僕のほうが強そうだったからスライムさんも僕のところに来たんだよ!
逃げ回ってた小太郎くんとじゃあ戦うのも面倒だったんだよきっと!」
小太郎「おーおせやったら今ここで本気だしたるわーーーっ!!」
ネギ 「望むところだよっ!!」《もぎゃーーーんっ!!》
明日菜「だから何しに来たのよあんた達ーーーっ!!」
はっ、こんなことしてる場合じゃなかった。
冷静に、冷静に……! からかわれたり挑発されるとのりやすいから気をつけろって、モミアゲさんに言われてたんだった。
ヘルマン「ふむ。中々の腕のようだ。これは私も本気で行ったほうがよさそうだね」
ネギ 「いえっ! 是非手を抜いてきてください!」
小太郎 「手ぇ抜いてさっさと無様に負けてくれると助かるわ。
死に対面するギリギリの戦いなんてもう飽きるほどやっとるからなぁ」
ヘルマン「……? なるほど、頑固者だという情報には少々誤りがあったかな?
ではいくとしよう《トッ───》」
両腕をボクサーのように構え、軽いステップで地面を蹴る。
軽いものだったにも関わらずそれは一気に間合いを詰めるほど。
けど距離はまだ、届くほどは詰められてな───
ヘルマン「“悪魔パンチ”()!!」
───い、わけがなかった。
突き出された拳から魔法のようなものが放たれ、咄嗟に避けたけど───僕が居た場所の後方が、轟音を立てて吹き飛ぶ。
小太郎「呪文も無しで西洋魔術師みたいな攻撃……! おもろいなぁおっちゃん!」
ネギ 「《ズンッ!》学ばせてもらいますっ!」
けど、驚くままではいない。
地面を踏みしめ、呼吸を整え、今度はこちらから。
ネギ 「ラス・テル・マ・スキル───!」
ヘルマン「詠唱は命取りだよ。隙が多すぎる!《キュボォッ!!》」
始動キーを口にした途端、大振りの悪魔パンチ。
それに合わせ、足に込めた魔力を弾けさせて、瞬動で一気に間合いを詰める!!
ヘルマン「むぅっ!? フェイントかね!」
ネギ 「“5矢”()! “風華崩拳”()!!」
ヘルマン「ハッハッハッハ! これはいい! 愉快だよ、ネギくん!」
バゴォッファァアアンッ!!!
ネギ 「───! 逸らされた!?」
突き出した右拳が、左手でトンと軽く横から押された。
それだけで簡単に逸らされ、解放された魔力だけが暴風となって視界の果てへと飛んでゆく。
ヘルマン「高い魔力を行使する手を得始めているようだが、攻撃が直線すぎるのは減点だ。
そして───」
小太郎 「狗神流、空牙!」
ヘルマン「キミ達は、多対一、または一対多に慣れていないようだ」
即座に左手で───と雷を込めようとするが、右腕に添えられた手が僕を掴むと───小太郎くんが放った気弾目掛け、僕自身が投げられる───!
ゾガァンッ!!
ネギ 「あぐぅっ!?」
小太郎「ネギッ!? ───ちぃっ! このおっさん、戦い慣れとる……!」
直撃。
地面に吹き飛ばされ、けれど即座に立ち上がると、息を整えるより早く疾駆。
けど。
それを読まれていたのか、放たれた悪魔パンチが顔面にドガァンッ!!
ネギ 「ぎぶっ───!?」
───これも、直撃。
地面を蹴った勢いと合わせ、カウンター気味に徹った衝撃に意識が飛びかける。
小太郎 「おっさん! あんま調子に───」
ヘルマン「悪いが。調子に乗っているのはキミ達のほうだと……私は思うのだがね」
小太郎 「《ドパパパパパパァンッ!!》ばぶっ! ぐっ! あがっ! ぶはぁっ!!」
次ぐ連弾が、小太郎くんを打ち抜く。
速くて重い……未だあの攻撃しかしてきていないというのに、僕らは数撃でボロボロだった。
この人……強い。
ネギ 「ん、ぐ……!」
それでも、濡れた地面を滑って倒れても、立ち上がって前を向く。
命ある限りは己の明日を諦めない。
重症を負って瀕死になっても、喋れる元気があるなら回復して立ち上がる。
それが、あそこで学んだことだ。
ヘルマン「ふむ……ネギくん。キミはなんのために戦うのかね」
ネギ 「───自分のためです。自分の信念を貫き、
自分のための行動の結果で誰かを救う。そういう存在になりたいと、僕は思う」
ヘルマン「質問の途端にそれほど返せるとは……なるほど。
心に決めてあるということかね。結構だ、ならば本気を出したまえ。
そんなものがキミの本気ではないだろう? ……それとも───」
ヘルマンさんが「ふぅ……」と溜め息を吐きながら帽子に手をかける。
いまいち行動の意味が解らない僕は、それを眺めたままでいるけど……帽子がスッと取られた時。そこにあったヘルマンさんの顔を見た時。僕は───
ヘルマン『こんな姿でも見せなければ、本気では戦ってはくれんかね?』
……最近になって見たばかり。
記憶を遡り、雪の夜の記憶の中で見た……スタンおじいちゃんや村の人を石化させた……
ネギ 「《ゴリ……!》……、はっ……───」
自分の中で、重い歯車が動き出そうとしていた。
嫌な気分が込み上げてくる。
それは黒の感情であり、破壊の衝動にも似た───
ネギ 「───………………はぁ……すぅ……───」
ヘルマン『…………む?』
……違う。
ここで怒るのは、違う。
ヒロミツが、自分の過去を涙しながら見せてまでして、教えてくれたじゃないか。
復讐心に囚われるな。
怒りに身を焦がすべき人が居るなら、それは僕なんかじゃなく、石化させられることでここまでの時間を奪われた村の人たちだ。
ネギ 「……きっと、僕は貴方が憎い。潜在的にそう思っています。
でも……そんな事実を知らなくても“火の粉”は払うべきで、
戦場に立つからには勝たなくちゃ意味がない。
───……本気を、出します。復讐心からじゃなく、ただ……僕のために」
ヘルマン『───……《スッ》……これは驚いた。
怒り任せに殴られることくらいは覚悟していたのだがね。
子供にしては安定した精神力だ。実に先が楽しみ───」
ネギ 「“戦闘、開始”()」
セットを唱え、自分の中の力を切り替える。
そこからはもう止まらない。
帽子を被り、人の姿に戻った彼の懐へと一気に潜り込んだ。
ヘルマン「むっ!?」
ネギ 「“15矢”()! “絶招通天砲”()!!」
ヘルマン「《ドボォッ!!》こはっ───!」
踏みしめた地面を斜に捉え、天へと向かい突き出す掌がヘルマンさんを宙へと飛ばす。
ネギ 「“15矢”()!!《バガァンッ!!》」
次弾。
地面を蹴り弾く足に魔力を込めて跳躍。
宙へと吹き飛んだ彼との距離を一瞬で詰め、
ネギ 「“右腕・15矢”()! “左腕・15矢”()!! “嵐華双撞掌”()!!」
左右に別々の魔法の射手を込め、呼び寄せた杖を踏み台に双撞掌を放つ!
ドボヂガァァォオンッ!!!
ヘルマン「ぐむぅ!? ごっ───!」
それぞれ雷と風の15矢が腹部に減り込む。
直後に杖を使い、吹き飛ぶヘルマンさんへ向けて全力で飛翔。
十分に勢いをつけてから、杖を踏み台に瞬動術!
ヘルマン「ふっ……ふははははは! いいね! すばらしい!
これだよ! これが見たかった! さすがはサウザンドマスターの───」
ネギ 「“蓄積装填解放・105矢”()!!」
ヘルマン「むっ!?」
属性の宝玉能力である“ストック”。その5つのストックを全て解放。込められていたのは全て15矢。
15×5、75矢に加え、片手ずつの15矢を融合、105矢として体に纏わせ───自分自身を光の波動にし、突撃する!!
ヘルマン「そんな応用まで可能なのかね! いい、実にいいぞ! すばらしい才能だ!
将来を見てみたい───が。
そういった才能が潰えるのを見るのもまた……《メギュギュギギ……!》
私の楽しみの一つだよ!《ガパァッ!!》』
ネギ 「!」
突撃する景色の先で、彼が人の姿から悪魔の姿に変異した。
今度は顔だけといわず、全身。
さらにはいつか見た景色と同じように、開いた口からスタンおじいちゃんを石にしたあの光を───!
ネギ 「───っ……“解放”()! “魔法の射手・連弾・105矢”()!!」
ヘルマン『むぐっ!? ぬ、おおおおおおっ!!?』
ならば。届かないなら魔法として放つ!
打撃ではなく魔法として放った105矢を反動に、吐かれる光の軌道から逸れ、105矢を直撃させる。
再び杖を呼ぼうとしたが、勢いがつきすぎた。
杖が届く前に大地に叩きつけられてしまい、数瞬呼吸の仕方を忘れる。
ネギ 「い、〜〜〜っぐぅう……!!」
背中をしこたま打ちつけた……けど、のんびりと苦しんでなんていられない。
ふらつきながらも立ち上がると、丁度ヘルマンさんが地面へと落下するのを確認出来た。
……直撃だ。あれで平然としていたら、少しどころかすごく落ち込む。
って、あれ? そういえば小太郎くんは? ……と探してみれば、ヒロミツの近くで暢気にポップコーンを───って、えぇええーーーーーーっ!!?
ネギ 「こ、小太郎くん!? 一緒に戦うんじゃなかったの!?」
小太郎「あー、まあ〜……なんや?
なんやとーちゃんの話によると、これってお前の戦いらしいやんか。
俺は見とったるから、さっさと終わらせちまえや〜」
ネギ 「なぁああーーーーーっ!!?」《がぼーーーん!!》
投げっぱなした!
人に向けて投げっぱなしてポップコーンだ!
そりゃあ石化にさえ気をつければいけそうな気もするけど……!
声 「……相手の生死も確認しないで、余所見はいけないな」
ネギ 「!?」
声! ───左ゴパァンッ!!
ネギ 「ぶっ!?」
振り向きざまの左頬に一発もらってしまった。
けれど威力に逆らうことなく、むしろその衝撃に飛び乗る形で地面から足を離し、吹き飛ぶことで距離を取った。
そのすぐあとに、呼び寄せた杖を踏み台にして空中で停止。
直後に吹き飛ぶ軌道上まで回り込んでいたらしいヘルマンさんが、「ほお」と感心の吐息をこぼす───危なかった。
ヘルマン「今のはなかなかだ。
そのまま吹き飛んでくるようならば叩き落としてくれようと思っていたのだが。
いや、楽しいものだね。こうも予想外に動かれるというのは。
キミのような小さな子供がこれだけの動きを出来るというのなら、
やはり将来こそを見てみたい」
ネギ 「っ……」
地面に降りる。
その間、ヘルマンさんは遠くへと吹き飛んでしまった帽子を、何かの力で手のうちに呼び戻し、少し深めに被ると笑みをこぼした。
ヘルマン「しかし、白黒つかないことはスッキリしない性質でね。
手の内を残しているのなら存分に披露したまえよ?
楽しみが中途半端に終わることほど、つまらないものはないのだからね」
ネギ 「………」
魔力は……まだ大丈夫。
TPも合わせて、しばらくは無茶が出来そうだ。
戦えるなら───突き進む!
ネギ 「“連弾・15矢”()!!」
右手より無詠唱の風の矢を発射。
と同時に瞬動で距離を殺し、その途中にも左から連弾15矢を放ち、相手の隙を無理矢理作る。
初手の連弾も次弾の連弾も拳の弾幕で全てを落とされたけど───距離は縮められた!
ヘルマン「驚きだね……こうも懐に潜られるとは……!」
ネギ (“右腕・15矢”()! “左腕・15矢”()!)
無詠唱で放つものに隙はほぼない。
撃った直後だろうと集束させて、攻撃の全てに上乗せすることが可能だ。
ヒロミツに稽古をつけてほしくて、頼みに行った時───刹那さんが一刀さんに教えられていた技法。“すべての攻撃に奥義を乗せる”っていう無茶を、僕なりに考えた戦闘法だ。
ネギ 「“伏虎”()! “躍歩”()! “硬開”()! “沖拳”()!」
既に構えを整えているヘルマンさんだったけど、構わずに連撃に入る。
右手刀、左肘打、右頂肘、左突拳。
それぞれ風、雷、光、雷の順番に15矢を集束、織り交ぜたが───そのすべてを悪魔パンチで捌かれた。
ヘルマン「全ての攻撃に魔力装填……すばらしい!
だがまだだ! こんなものではないのだろう!? もっと見せたまえよ!」
ネギ 「“蓄積装填解放・ニ装”()!」
ヒロミツの記憶の中にあった漫画の応用だけど───上手くいくと信じよう。
ネギ 「“双弾解放・雷の暴風”()!!」
ヘルマン「むうっ!?」
左右同時の雷の暴風。
ただしどちらも風の向きが異なり、堺にあるもの全てを破壊する奥義……名前は確か、神砂嵐、だったっけ。
ヘルマン「異なる回転の竜巻を同時に!? だが甘い! 甘いね!」
けれどもそんな二つの集束竜巻に向けて、ヘルマンさんは悪魔化をして口から波動砲めいたものを放ち、掻き消してみせる───!
どこまでが本気で、どこまでを楽しんでいるのかが見切れない……けど!
ネギ 「───詰めましたよ」
ヘルマン『───!』
ただ、その隙が欲しかった。
空いた二つのストックには既に無詠唱15矢。
4つまでをそれで埋め、残る一つは───
ネギ 「“風華”()! “雷華”()! “嵐華”()!」
ヘルマン『《ドバォンヂガァンドガガガォオンッ!!》ごっ! ぐっ! ぬぐぅうっ!!』
まず無詠唱。
右の崩拳を腹部に埋め、吹き飛ぶ前に次弾の左崩拳。
即座に瞬動で背後に回り込むと双撞掌にて風と雷を叩き込む。
そして───遅延呪文としてストックしていた一つを解除し、空いたストックに15矢を装填。
ネギ 「“雷の投擲・未完成”()!!」
頭の中で詠唱して、ストックに入れておいた魔法、雷の投擲を解放・投擲!
まだ完成には至っていない針のような槍だけど───ザゴォオンッ!!!
ヘルマン『ぐはぁ!?』
彼を地面に串刺しにするには、これで十分!!
虚空に用意しておいたソレは地面に向けて一気に落ち、ヘルマンさんを地面に固定!
それを確認するより早くストック全てを解放し、右手一本に雷の75矢を集束! 次いで空いたストック5つに15矢を再度装填! 解放して左手に風の75矢を集束させて───! 雷の投擲・未完成が消えるより早く、もう一度同じ工程を繰り返し、足に光の75矢を集束!
ネギ 「───全力です! “最大嵐華双撞掌”()!!」
光の魔力75矢を瞬動で弾けさせ、その勢いを殺さないままに暴風の双撞掌!!
消えゆく雷の投擲・未完成と引き合うように突撃、激突。
直後に轟音が高鳴り、ヘルマンさんは───……
───……。
……。
ヘルマン「……ふ……ふふふ……いや、まいったね。
今回は少々どころではなく、かなり楽しめた。予想外もいいところだよ」
吹き飛んだ景色の中で、ヘルマンさんが仰向けに倒れ、笑っている。
僕はといえば……そんな彼の傍に立ち、衝撃でズタズタになってしまった両腕を庇いながら、彼を見下ろしていた。
ヘルマン「未完成とはいえ、よく全力を出してくれたね、ネギくん。
しかしもう少し集束を完成させねば、そのうち腕が吹き飛んでしまうよ?」
ネギ 「うっ……師匠にも言われています……」
ヘルマン「ふふふははは……! ……さて。キミの勝ちだが……トドメはいいのかね?
このままにすれば私はただ召喚を解かれ、自分の国へと帰るだけだ。
時を経て復活してしまうかもしれんぞ?」
ネギ 「…………トドメは……必要ありません。
それは石化させられたみんなが考えるべきであって、
時の流れの中を生きていられている僕がすることじゃあ……ないですから」
ヘルマン「…………。キミが復讐のために、血の滲む思いで覚えた呪文。
その努力を、時間を、無駄にするというのかね?
封印以外では高位の魔物は対処のしようがない。だからこそ覚えたのだろう?」
ネギ 「……6年前。あなたは召喚されただけだった。
今も、実力が知りたいと言っただけ。
僕には貴方が誰に、なんの目的で召喚されたのかは解らないけど───
やっぱり貴方は本気で戦っているようには見えなかった。
…………貴方には貴方の目的があった。
結果として6年前のようなことが起こったんだとしても───」
……そう。過去を変えることは出来ない。
悔やむことはあっても、あの時ああしていればって思うことはあっても。
それを口にして、届かない過去に文句を飛ばしている自分はもう捨てた。
悔いは残る。当然だ。
でも……これからの未来のために出来ることは、きっとたくさんあるから。
そうだ……そうだね、ヒロミツ。過去に嘆くよりも、未来を楽しむ。
あれだけの絶望のあとでも、楽しむことを求めたヒロミツの気持ち……解った気がする。
ネギ 「復讐は、しません。貴方には貴方の悪があって、僕にも僕が持つ悪がある。
だから、許せることではないけれど、僕がぶつけるべきことじゃないんです」
ヘルマン「悪……キミは悪を振り翳しているのかね?」
ネギ 「正義と呼べる意思は、自分の中にあるうちのみだと教わりました。
振り翳せば、それはただの悪です。
僕はそれを正義と謳い、振るうことはしたくない」
ヘルマン「……成る程。よい師に恵まれたようだね、ネギくん。
ならば、私はこのまま帰るとしよう。だが───本当にいいのかね?
復讐をすべきではないとキミは言うが、
本来ならばともに過ごすべき時間も石化によって奪われた。
その分の怒りくらい、キミは振るって然るべきだと思うのだがね」
ネギ 「ええ。ですから、存分に殴りましたよ?」
ヘルマン「ふっ───…………ふ、ふはははははは! ふふふはははははははっ!!
いい! 実にいいなネギくん! ふはははははははっ!!
───っと、そろそろ喋ってもいられなくなるな……やれやれ。
召喚とはいえ、消えるタイミングくらいは選ばせてもらいたいものだがね」
塵になって消えてゆく。
しかしその顔は心底愉快そうで───ただ一言、「いずれまた、成長したキミを見る日を楽しみにしているよ」とだけ残して───彼は消え去った。
ネギ 「…………」
これで、よかったんだろうか。
そう思う自分が居た。
トドメを刺すべきだったんじゃないかと囁くように。
けれどそんな暗さも───
エヴァ「モモタロウ・ストライクスリーーーーーッ!!」
中井出「ゲゲェエーーーーーーーッ!!!」
ドゴォオオオオオオオオンッ!!!
中井出「……グヘッ!!」
……騒がしさで吹き飛ばしてくれる人たちが、自分の周りには居てくれるから。
これでよかったんだと、胸を張ろう。
無茶が通るからって無茶をしすぎて疲れちゃったし……あ、小太郎くんが親指立ててる。
僕もそれに応えて、ヒロラインパワーで回復していく体に苦笑をもらしながら、騒ぎの渦中へと走っていった。アスナさんに「また無茶してー!」と拳骨されちゃったけど、今はこんな痛さも嬉しいから。
◆悪い子の葱魔講座
*ストックってなに?
ヒロラインにおける神秘のひとつ。
精霊をブチノメして実力を知らしめると、それぞれの属性の宝玉がもらえたりします。
アスナさんがイフリートから火の宝玉をもらっているように。
この宝玉にはポイント振り分け機能がございまして、
どう振り分けるかで戦い方も変わってきます。
スターオーシャン1のスキル振り分けみたいなものとでも考えてください。
ストックは最大で5つ。魔法だろうが気だろうが、なんでも5つまで装填しておけます。
解放して使う場合は「ストック解除」等の言葉だけでOK。
無詠唱で魔法を放てる魔法使いにとってはとんでもない武器になります。
が、ホギー(穂岸)はストックを殺して全精霊の加護を得たので、
ストックが使えません。
ちなみにネギは闇の精霊の宝玉を持っていて、風と雷と光の精霊の加護を得ています。
キティも同じく闇。コタロも闇で……って闇ばっかだなオイ!
*嵐華って?
ランカと読みます。それぞれの手に風と雷とを込め、同時に攻撃することを指します。
この頃のネギって片手ずつでしか攻撃しようとしないから、
だったらマギア・エレベアとは違う戦闘法とかどう?と考えた結果、
無詠唱・連弾魔法の射手なら攻撃の度に付加できるのでは?と。
*15矢のふりがなってなに?
風をウェントゥス、またはアエリアーリア(複数の場合はアエリアーリス)、
雷をフルグラーティオー(複数の場合はフルグラーリス)、
光をルークス、またはルークム(複数の場合はルーキス)といった感じに……
“勝手に”認識しております。
間違ってたらいつか直せばOK。細かいことは気にしません。
*ちょ、キティが自由に動きすぎだろ
中井出の記憶の中には当然、キン肉マンなどのことも満載でした。
言ってしまえば校務仮面やライトニング以外のことは見たわけでして、
モモタロウ・ストライクスリーなどもそこから。
*ところで崩拳のことだけど
風の場合は風華、雷の場合は雷華、最大出力が桜華、
風と雷が嵐華ですが、両手じゃなければ出来ないので崩拳ではないです。
*雷の投擲は未完成なの?
未完成です。
長い針みたいな槍です。ただでさえ躱されやすいのに、細いから余計に躱されやすい。
動きを止めるだけなら魔法の射手・戒めの風矢で十分。
*待てコラ、スライムどうなった?
スタッフが美味しくいただきました。
現在は黒衣ニーベルマントルに幽閉中。
*キティが全然魔法使わないのはなぜ?
単純に中井出に魔法が通用しないから。
というより殴ったほうがスカッとするらしいです。
*ウルティマホラってどーなるん?
死人は出ません。
ただし攻撃が効かない状態で優勝するような卑怯モンには鉄槌が下ります。
*古菲のエターナルネギフィーバー再来はいつ?
体から光線を放てるほど鍛えなければ無理です。
*華琳が好き?
大好きだ。
*恋姫の外史の統合って───
それはいつかギャフターで。設定無視の無理矢理強引完結はしないつもりですから、
統合についてもきちんと説明できると思います。
*陽陰操氣法ってつまり咸卦法なの?
ヒロラインでは“反発反動力”といいます。
反発するものを合わせて、そこに生まれる拒絶反応めいたものを力に変えることを指す。
咸卦法ほどアルテマチックなアートではございません。
光と闇が最も反発の反動が強いため、一刀の氣は都合がよかったと思われる。
*明日菜じゃなくアスナの出番は?
たまに寝惚けて発動。タバコ吸ってと言ってくるけど、中井出はタバコが吸えません。
*オリキャラがいろんなゲームとかの技使ってるけど
ヒロラインはそもそも、みんなで楽しみましょうと作られたファンタジー体験型RPG。
プレイヤーとなる者の思考などを統合して作られた創造世界のひとつのため、
技なども漫画アニメゲーム、様々なものが混ざっています。
尚、転移などの能力は月操力といわれるものであり、ゲームとはなんら関係ありません。
空間翔転移などはその域に含まれませんが。
*ネギとコタロ、どっちが好き?
コタロ。敗北知って立ち上がってを繰り返す姿勢が好き。
ほんとに敗北した〜って感じの戦いがまだ無いネギよりも、
なんだかんだで主人公してるって感じ、しません?
でも言ってることがベジータっぽくて、きっと彼はネギには届かない。
例:「いつも俺の先を行きやがる」
「お前は俺のライバル」
*ぶっちゃけヒロインって……
キティになるんじゃないかなぁ……。
*この世界に及川って居ないの?
居ません。
*つーか及川って誰?
初出、春恋†乙女。
主人公の章仁くんの悪友として登場。
頭がよくて運動も出来て、人当たりも悪くなく、実際モテる。
恋姫無双にて一刀の悪友としてほんのちょっとだけ登場。声は無い。
お調子者で、モテはするけど固定恋人一切無し。
永遠のお友達タイプ。でもモテるのは事実。怒った顔が怖い。
不動()さんは剣道部主将で、女性です。
ギャフターは一年後の物語りだから、とっくに…………
*ぶっちゃけ武具宝殿ってゲートオブバビロン?
宝しか置いてないキンピカと違い、包丁から宝剣までそろっています。
さらに一つ一つ全ての武具に能力が付加されているため、勝手が違う。
武器だけではなく防具もあるので、バレットウェポンにはならないし。
武具のほぼすべてに“意思”が混ざっており、
それらが人の姿をしていられているとお考えください。
ヒロラインに存在する“実体”は中井出とドリアードだけです。
墓標だと言った意味はそこらへんに。
*創造世界って?
晦悠介、ルドラ=ロヴァンシュフォルス、スピリットオブノート、
創造神ソードが好んで使う“自分にとって都合のいい世界”。
この世界でならほぼ負けはないが、
使うとバルバトスが怒り狂ってワールドデストロイヤーやって必ず潰される。
彼らが使う“世界”は“ラグナロク”で名前が固定されているが、
“黄昏を抱く創造の世界”と書いたり“月詠の黄昏”と書いたりと忙しい。
ハトしか創造出来ないと思いこんでいたモミアゲさんの、成長の果ての能力。
*アリカ王女とナギが空中でチスしてたね。原作で。
……あの時ナギって何歳だったっけ。あ、あれー……?
そして好きになる要素がどこらへんにあったのかを、僕らはきっと探している。
あ、きっとアレだ。
背中に当たった胸でヒットしたにぬおお貴様何者だやめギャアーーーーーッ!!
冒険しながら好きになったんだヨ。そうに違いないネ。
ところでパイオ・ツゥが胸好きな理由はきっとナギから来ていると思うのだがネ。
*アーティファクトの名前って基準とかあったりする?
語呂と覚えやすさで。“乱世を統べる白銀の御遣い”なども、語呂と覚えやすさで。
“虚無とともにある騎士”あたりは、ミレス・ミリティス・オフィリートゥムと、
ふりがなのほうも覚えやすくて結構好きです。まるで始動キーだ。
*デスティニーブレイカーってなに?
死神の鎌能力。その人の生き様を模して成長する死神の相棒、意思を持つ鎌。
彰利の場合は運命と戦い続けた結果、運命破壊の漆黒鎌を手に入れました。
卍解とかを真似たのは、実は自分にとって黒歴史。初期能力だけにしとけばよかった。
途中から鎌解()になったのもそのため。
あ、NARUTOの真似とかもね……八門なんちゃらも後悔地獄です。
いつか修正して完全に抹消するのが僕の今の夢ですちくしょう。
*1000000000000柱のトライルーオーンってなに?
トリリオンのもじり。Trillion。この場合、トライルィーオーンのほうがそれっぽい。
もしくはトライリーオーン、トリルリオーン。トリルリオーネとかだともっと。
最後にeがないからだめだけど。ええ、読み方超適当です。その方が楽しいから。
この場合、ここはウンデトリーギンタ・スピリトゥス・ネートゥレー、
またはムンドゥスとなる。と思う。
ムンドゥスは世界、ネートゥレーは自然とかそーいう意味。だといいなぁ。
ムンドゥスは森羅万象って意味も混ざっているようで、
万象の一兆矢として読ませるならムンドゥスのほうがいいかもです。
*フォア・ゾ・クラティカ・ソクラティカって……
夕映っちの指導キー。
ソクラティスって書いてた俺へバーロー。
参考はVSグリフィンドラゴンあたりをどうぞ。白き雷の詠唱時に詠ってくれてます。
その前にも言ってくれてますが。
*学級王ヒロミツってなに?
博光の野望Online[冒険の書28/奇才葛藤のモード]より。
学級王ヤマザキのヒロミツバージョン。
ナギー初出だが、いやっはは硬い硬い。
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